お子さんの勉強、どのようにサポートしていますか? わが家は子ども任せでした。
授業参観の算数の時間、全くついていけず、ほとんど聞いていないわが子の姿を見て「このままじゃダメだ」私が学習サポートに乗り出すことにしました。
ただ勉強を教えるだけじゃつまらない。勉強が嫌いになってしまっては本末転倒です。
「学ぶことは楽しい」そんなメッセージを伝えたい。そんな思いから、生成AIを活用したすることにしました。
結果は息子と楽しみながら学べ、自主性を育てることができました!
この記事では、AIを使った楽しい学習サポートの実践例をご紹介します。
実践例①:類似問題から本質を理解する
学習の内容は「割合」です。
小学5年生で学ぶ「割合」
「割合」とは、ある数量が別の数量の何倍に当たるかを表す概念です。日常生活でも頻繁に使われる重要な考え方です。
「割合」の学習では、以下のような問題にも取り組みます。
・全体量と割合から部分量を求める
・部分量と割合から全体量を求める
・二つの量の割合を比較する
この単元は、後の学習(百分率、歩合、比例など)の基礎となる重要な概念です。しかし、抽象的な思考が必要なため、多くの子どもたちが理解に苦労します。
Claudeという生成AIを学習サポートに使いました。
以下のステップで学習しました。
類似問題を作成
計算ドリルの写真を撮ってClaudeにアップロード
「この問題と同じような形式で、別の数値や状況を使った類似問題を作ってください」と指示を出し
できあがった問題を子どもに解かせます。
回答を用意
問題を解いている間に回答を用意します。
「問題の解答を小学生でも理解できるように説明してください。」と指示をだし
AIの回答を見ながら答え合わせをします。
徹底的に解説
うちの子は「黄のリボンは、赤のリボンの0.8倍の長さにする」計算が理解できないようです。
なぜ0.8を掛けるのか?子どもが疑問に思うことをそのままにAIに聞いてみます。
「赤の長さに0.8をかける意味が理解できません。違う方法で説明してください」
AIの回答は「10等分して考えましょう」でした。
表示された解説を元に絵をかいて説明し、一緒に理解を深めていきました。
理解できたら再度、類似問題を作成して反復練習していきます。
まとめ
今回はAIを使って簡単に類似問題を作る方法、理解できなかったポイントを深堀して解説する方法について紹介しました。
計算ドリルでは正解していた「割合」の問題でしたが、本質は理解できていなかったようです。
勉強しているように見えて、実は理解できていないことの方が多いです。
AIを使うことで反復練習が繰り返せます。わからなかったことがわかると目に見えてやる気がでてきました。
次回はAIの特性を利用してアニメの世界観で問題を作った実践例を紹介したいと思います。
実践した内容が役に立てばうれしいです。